PBT第二戦 6月14日 河口レポート

PBT第2戦(菊川湖)

三日前から風邪気味で、前日プラもキャンセルして自宅療養して大会に臨みました。鼻水が止まりませんし、若干発熱しているようで頭もボーっとして(熱のせいじゃないか?)います。6/10プラクティスでは四熊川インレットで1500、藤本フラット(旧ケンちゃんフラット)で1300、スロープ前のフラットで1200と魚は手にしていましたが、高確率でバスをとることが出来ると思われたのは四熊川インレットでした。
スタート前の抽選で運よく1番フライトと第1戦でペアとなり大いに助けてもらった村田君を引き当てました。村田君には、正直どこのエリアに最初に行くか迷っているが、せっかく1番フライトなので、四熊川インレットで勝負しようと提案し、同意をもらいました。

四熊川インレットは沈下橋より上流側でバスがクルーズしているイメージがありましたので、まずはゴミ溜まりより上流を狙います。(水温22℃)川幅が狭いので一人しか攻められませんが、ボーターの特権で最初に攻めます。ノーシンカーのカーリーテール(たしかゲーリーヤマモトに吸収される前のツウィステーズだったかな)、スモラバ(OSP)いづれもワカサギを意識したカラーで流してみますが、チェイスすらありません。まだ上がってきていないのか?と思っていたら、上流に向かって左側のゴロタエリアをボウワーム8inch(アユ)のネコリグで攻めていた村田君が「来ました!けっこうデカいです!」ネットでランディングして1470gこの時点で8:00前頃です。これで試合運びに余裕が出来ます。
攻め手を変えて、村田君にインレットを攻めてもらいますが反応なし、プール状になった方も反応なしっていうかギルのバイトすら感じられません。せっかく四熊川インレットを独占できたのだから、試合終了まで粘ってインレットの爆発力で5000を目指すか、他のエリアへ移動して手堅くリミットを揃えて入替で4500を目指すか、さあどちらにする?いづれにしても9:00までには判断しないと後のプランに影響が出てきます。
まだ、粘ればバスを引き出せると感じている村田君に「ここまでやって、追加できないということは僕たちには手におえない魚だと思う。今日はとにかくリミットを揃えないと勝負できない。残念だけどインレットを離れて、プラで確認したベイトに絡んだ魚を獲りに行きたい」というような提案をして、村田君には後ろ髪をひかれる思いを断ち切ってもらって、インレットを出るとGUT’S&岩付ペアから「もう入ってよか?四熊のフラットはボコボコ釣りよばい!」って聞きたくない情報を村田君に提供してくれます。村田君も不安になって「他は釣れているんですね…」ってこっちも釣ってますよ!しかもGOOD SIZEを!「いやいや、フラットには3艇浮いてるじゃんGUT’Sさんが通り過ぎる時に1艇が1本づつ釣ったらボコボコボコじゃん!全然大丈夫」と元気づけますが、釣ったのは村田君だし、何が大丈夫なのかよくわかりませんが、根拠のない説明でバックシーターを安心させるのも年の功です。
って3艇浮いてたらフラットに入れません。仕方なくダムサイトの岬へ移動してディープフラットに差しかかるかけ下がりを魚探で見ると4~5mにベイトが帯状に入っており、これって釣れる画じゃん!ですぐさまダイラッカ投入⇒反応なし、フットボール投入⇒反応なし、村田君にも反応なし。

岬のフラットが爆発したのも確かこの時期だったよな、と怪しい記憶を頼りに「河口岬」(せっかく私の名前を付けてもらっているのに、しばらくこのポイントでいい釣りしてないなぁ)に移動してみましたが、ベイトの反応が薄くて今はタイミングではないと判断して、エリア移動を決意。ここで以下の会話が
村田「そういえば、友人たちが最近川上で一人10本以上抜きましたよ!中層のネコリグやダウンショットでも釣れたって言ってました。」
河口「う~ん、その話は私も聞いたけどエリアが分からないんだよね。中層なら巻いても来るってことでしょ?」
村田「そういえばクランクでも釣れたと言ってました。僕も川上は2回目なのでよくわかりませんが祠がどうの、公園がどうのって言ってました。」
河口「それって水中島のことじゃん!この時期あそこにそれだけバスが溜まるの?」
村田「…(だから川上は2回目だって言ったじゃん!俺にきくなよ!)」(心の声)

そうなんです。これまで私のプランには全く入っていなかったエリアで、プラクティスでも触っていません。半信半疑で島に行くとトップは3.7~4mでベイトがびっしり乗っかっている状態です。(水温24℃)
「いいね!こんな状態ならバスはよってくるだろうねぇ。とりあえず巻いてみようか」とお気楽オヤジの提案に「はい」と答える素直な青年、でも反応なし。
「じゃあバスはトップに上がってきていないんだから、トップからこぼれたベイトを下から狙ってるのかな?」
「イメージ的にはトップから本湖側の6~7mのフラットにダウンヒルに引いてくる感じかな。ここの斜面はスタンプに覆われているから根がかりに気を付けてね!」などと無責任オヤジの勝手なアドバイスが続きます。
って村田君のラインの先にはリアクションフットボール3/4oz+キッカーバグ4.5inch(ソフトシェル)「いや根がかるって(心の声)」「それってギルをイメージ?」「そうです」「フットボールは何個あるの?」「あと1個です」「チャレンジャーや!(心の声)」
「きました!」またしても村田君です。「ほんとよく釣ります(心の声)」見るとアクションXHのロッドがしなってグイグイ引き込まれてます。
「んっ?バスかな?」ってラインテンション緩めたらダメでしょ!「バレました」「そりゃそんなに固いロッドでテンション緩めたら外れるよねェ~(心の声)」
「とりあえず魚体を見るまではテンションかけておかなきゃ貴重な1本かもしれないよ!(諭すようにやさしく)」「そうですね、気を付けます」あくまでも素直です。
それまでは、スモラバとかやってたんですが、私もリグ変更してバウヘッド3/8oz+フラグラブダブルテール(ジュンバグ)で、かけ下がりからフラットまでをフワフワをイメージして攻めてみますが反応なし。
「河口さん、また来ました!」振り返ってみるとロッドがしなってます。グイグイ引き込まれてます。「よし!丁寧にいこう。ランディングは任せて!」でキャッチしたのは1450gで完全回復の良型です。「最高です。めちゃ楽しいです」喜んで頂けてガイド冥利につきます。どこ狙ったか確認すると、どうやら島の西側に伸びる尾根沿いを落としていたようで、菊次郎君が以前ゴールドディッガーでキャッチした倒木付近だと判明しました。(おそらく7~8m付近)この時点で11:00.こうなったら何がにゃんでもリミットメイクです。島周囲はほぼやりつくしたので、プラクティスで確認していたプランを試してもいいかな?ってことで大場所のフラットを目指します。ただ島周りで反応のあった水深とプラクティスで掴んでいる水深4~5mでは釣れているサイズが全く違うのが気になります。

ケンちゃんフラットと呼ばれるエリアには浜崎・藤本ペアが浮いていますのでパス、スロープ前フラットには誰も浮いていません。更に南風も吹き始めプラクティスと同じコンディション(水温24℃)のはずが、フラット状にはベイトの影が全く映りません。エレキのバッテリーも残量が不安になって来たので、再度島周囲を狙ってみようということで島に戻ります。戻っている途中で後ろから「シャローカバーやってみませんか?」との提案が再々ありましたが、途中までは私がカバー打ちが得意でないので、聞こえないふりをしていました(そうですズルい大人なんです)が、シャローカバーの可能性もあるわけで、戻る途中の実績があるシャローカバーを打っていきますが、普段やらない釣りなのでボートポジションもイマイチで村田君には納得できる釣りが出来なかったかもしれません。ごめんなさい。
でも為近さんが釣っているシーンを目撃して「シャローカバーじゃないようですね」と我儘オヤジにつき合わされた自分を納得させるようなコメントも出てしまいましたので、気持ちを切り替えてリミットメイクにチャレンジです。

水中島に到着してからは、南風でベイトが散ってしまったのか反応がありません。あらゆる角度で5~8mラインを攻めて行きますが反応なし。ならば風の当たる岸際で5~8m付近にフラット状の地形がある場所を思い出しながらポイントを限定して打っていきますが反応なし既に時間は13:30を回っています。
「そう言えば公園がどうのって話があったよね、最後の30分は公園前で勝負しよう!」

公園前のブロック護岸前に到着すると、3~5mラインにベイトが映ります。じゃあ本湖側の護岸から攻めてみようかということで村田君は根がかりを用心してクランクから投げますって1投目から引っかかってんじゃん。OKOK回収しましょう。で護岸の岬の上を通ると大きな「へ」の字が3つ映りました。クランク回収後は岬を迂回して、ちょっと沖目にボートポジションをとってネイルボム1/16oz+デスアダーカーリー(スカッパノン)を岸から2.5m付近(水深7mぐらい)キャスト!フリーフォールでバイトを待ちますが反応なし、で1アクション目で「グッ」と抑え込むバイト!待望のリミットメイク!村田君も「僕がランディングしますからゆっくりお願いします」「了解頼んだよ」この時点で13:40。推定1300後半?ウェイトも図らずにライブウェルに投入。
次のキャストは岸から3m付近(水深8mぐらい)にキャスト!フリーフォールでバイトを待ちます。んっ前より早くラインが止まった?合わせとけ!って大きくスウィープ、アクションLのスピニングがバットからしなり、突っ込まれる度にリールのドラグが鳴きます。「河口さん、最高っス!ドラマ魚ッス!」「ランディングお願いしまーす!」って先よりデカいじゃん。入替だよ残り10分で入替だよ!どれと入れ替える?さっきの魚のウェイト計ろうということで、今の魚はライブウェルに投入。先ほどの魚をライブウェルから一旦出してデジタルスケールにかけると大暴れ!バスはライブウェルに落ちましたが、あれデジタルスケールは?一緒に水没してます。安価版なので防水タイプではありませんでしたのでご臨終です。結局入替候補のウェイトは不明でしたが推定では他より軽かったのでリリースです。

1470+1450+X=4710
X=1790ってラストの魚はBFと同ウェイト?たぶん前の2本は計測ミスなんでしょう。

プラクティスのプランが機能せず、心が折れそうになった時に村田君が釣ってくれたので、バスのポジションが見えてきました。ペア戦ならではですがバックシーターの力は偉大です。また試合の緊張感と楽しみ・喜びを共有できるのもペア戦ならではです。村田君ありがとう。そして運営スタッフ、参加された皆様、楽しい時間を提供・共有して頂きありがとうございました。

村田君タックル
は本文参照してください。
ロッド:DAIWA AIR EDGE 691LS
リール:DAIWA 11CALDIA2506
ライン:SEAGUAR FLUORO MEISTER 5lb
ジグヘッド:DECOY NAILBOMB #1.0 1/16oz
ワーム:deps DEATHADDER CURLY(スカッパノン)


Updated: 2015年6月18日 — 6:17 AM

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