CAST杯 第三戦 6月5日 河口レポート

2016年6月5日 宇部市:小野湖
 本日は’16 CAST BASS TOURNAMENT 第3戦  SHIMANO CUP です。
 昨日からの雨が朝方まで降り続き、雨天での開催となりました。
  ユウタン様からお借りした36Vリアエレキをフットスイッチに接続してスタートダッシュで本命ポイントをダッシュするのか?でもそれにはフットスイッチが ショートしてしまう可能性があり、ショートしたらフロントエレキだけの移動となるためポイントで釣りができる時間が限られてしまいます。ならば普段から使 用している24Vのリアエレキで安全確実な移動手段を確保するのか迷ったあげく、安全確実な手段を選択したのですが、まさかの配線ミスでショートしてしま いフットスイッチ破損。ルールではエレキ2基がけの場合はリアエレキは遠隔でON/OFFができなければいけませ んので、結局は36Vリアエレキ単体での長距離移動、フロントエレキでポイント内移動という方法になってしまいトホホな状態で試合開始です。
  本命のポイントは土砂崩れ跡です。ローライトでも土砂崩れ跡です。先行者もきっといると思いますが土砂崩れ跡です。リアエレキを全開にして土砂崩れ跡を目 指しますが、やはり先行者が2名いらっしゃいました。山縣選手と沖津選手です。両選手とも一番外側(川の中心側)のオダからもディスタンスをとってファー ストムービング系のルアーを投げているようです。また土砂崩れ跡のハンプの下流側を攻めているようですので、上流側にボートのポジションをとっても良いか 確認をしたところ快諾して頂けました。水温は23℃台
 上流側のオ ダはユウタン様と前日に良い釣りをいたしましたので、良いボート・ポジションがとれました。早速ベイトボールスピン-TRを投げ、オダの上を通してくると バイトがありましたが、ボート際でバラシ!でもキーパーギリギリサイズでしたので、次の魚をとれば良いと気持ちを切り替えてキャストを続けます。しかしそ の後バイトが無くブリッツMAXDRでオダに絡めるように巻いてきますがバイト無し。
 山縣選手が3本連続でバスをキャッチされた のを目の当たりして、かつてのPBTレギュラー戦(2014年第4戦)で同じポイントで下流側オダのペアに釣り負けたイメージが沸々と蘇ってきました。や ばいです。ここはその日のコンディションで下流と上流とで明暗が分かれるポイントでした。今日は下流側のオ ダが当たりのようです。スローダウンしてテキサス(カーリーテール+ブラックビーンズ7g)で丁寧に探ってみますギルのバイトさえありません。
  ここで粘り続けるのか、エリアを変更するのか思案のしどころです。ローライトでバスが散っているのなら、ハイライト時に土砂崩れ跡に集まるバスはどこに行 くのか?どこでフィーディングするのか?昨日は巻いてバイトがとれたが、巻くのに適した場所は近くにあるのか?ベイトはどこを回遊しているのか?錆びつき かけた頭と既にガタがきて開けにくくなった引き出しを必死に空けていき、たどり着いた答えは島周囲のフラットです。
 すぐにフラットに向かい魚探とにらめっこです。このフラットには浚渫あとがあったり、作業用道路 の跡があったり、区画を分けた段差があったりと地形変化に富んでいます。
 魚探には、段差があって、ハードボトムの場所にベイトが 集まっているように見えます。まずは島から離れた道路跡の延長線上の場所です。これだけ広い場所を早く探っていくにはバイブレーションが最適です。広大な フラット上に点在しているであろうバスを拾っていくのですから、遠投が出来て、周囲のバスまで引きつける集魚力のあるバイブレーションといえば、ラッキー クラフトのLV-MAX500しかありません。お勧めはマットカラー(プロチューンと言われる)なのですが今は生産されていませんので、ノーマルのアユカ ラー(これも店頭ではほとんど見かけません)を巻き始めます。水深は約2.5~2.1m(深い側から巻き上げ てくる感じです)。道路跡のエッジに点在する石にノッキングしているのが伝わってきます。
 ノッキングの感触が「フッ」と消え、次 に「ズシン」とした重量がロッドに伝わってきます。ラインはフロロ14lbですが、遠投した先で喰っていますので、思いっきりフッキングしておきます。遠 くで「ボシャ」という重量感のあるジャンプ音とともに黒々とした魚体が見えます。デカイです。今日一番の見せ場ですが周囲には誰もいません。(ペア戦なら 盛り上がるのですがシングル戦は淡々としたものです)Megabass F4 67XTが何度か絞り込まれますが無事にネットイン!50近いキッカーで2kgはありそうです。
 LV-MAX500が丸呑みされて、デッキが血まみれになっていきます。ヤバイですエラの付け根に刺さったフックが原因のようなので丁寧に外ししばらくケアし、血も止まったようなので次の魚を求めて行きます。
  同じポイントを巻きまくりますがバスからの反応はありません。同じような地形・底質を捜してスローダウンしてキャロライナ・リグも投げてみますが反応な し、道路跡はしばらく放置して、区画分けの段差などを捜してバイブレーションを投げ続けます。何かが当たっている感触は伝わってくるのですが、なかなかバ イトには至りません。巻きスピードが速すぎるのか→ブザービーターにチ ェンジするもバイト無し、LV-MAX500に戻して更に巻きスピードを上げてみると、ようやくバイトがとれ800gクラスをキャッチすることができまし た。
 島周囲のフラットで約8時から12時過ぎまで約4時間巻き続けましたが、2本で試合終了となりました。土砂崩れ跡の山縣選手、沖津選手は優勝、準優勝となれました。
  試合後に、なぜ土砂崩れ跡から離れたんだ!もったいない勝てたかも知れないのに!等との声も聞かれましたが、私には優勝、準優勝された2人ほど土砂崩れ跡 を攻略できていなかったし、あのまま続けていたら自分の釣りができず中途半端な終わり方をしたのではないかと思います。
 PBTレギュラー戦に向けて、もっと引き出しを増やしていこうと思います。

 主催されたCAST様、スタッフの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
ロッド:メガバス F4-67XT
リール:ダイワ TD-Z105
ライン:シーガー フロロ14lb
ルアー:ラッキークラフト LV-MAX500
2016.6.5

Updated: 2016年6月8日 — 3:51 PM

2 Comments

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  1. 土砂崩れって、結構広範囲に岩や木が点在しているけど
    みんなだいたい同じ所ばっかり打ってますよね。不思議。

    1. そうですね。皆さん先端のオダをメインに考えているようですし、実際そこが釣れているようです。ただ、下流側、上流側は状況次第で変わるようです。

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