PBT TOP7 CLASSIC V 2013 概要レポート

HE IS BACK !

田中大介選手が春の小野湖を読み切り 完全制覇!!

 
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今大会から、年間成績上位7名での争いとなったPBTクラシック。
抽選によって、5年連続で宇部市 小野湖での開催である。
2013レギュラーシーズンのAOY山藤選手と、年間成績2位の細本選手が共に急遽欠場となってしまい、波乱の幕開けとなってしまった。
気温の上昇とともに、全湖全エリアにてスポーニングベッドが確認される状況の中、ウェイトが期待できるプリスポーンのメスをいかに攻略するかがキーと思われる。
前日までのプラでは、2kg超えの魚が複数キャッチされている一方、キーパーのキャッチ、リミットメイクも困難との声も聞こえており、一筋縄ではいかないタフな試合が予想された。

山藤選手、細本選手の欠場によって、年間8位のGUTS選手、9位の横山選手が繰り上げ出場となり、大会は無事 規定通り7選手での争いとなった。
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繰り上げ出場の喜びを朝から全身で表すGUTS選手と横山選手。撮影にご協力、あざ~す!
GUTS選手は、プラの際厚東川最上流部にて相当な数の魚を確認していた模様。
ただし、オカっぱりエリアでもあるため、エリアバッティングも十分予想された。最上流部までのロングドライブの時間的リスクも大きい。
横山選手も前日プラで、2㎏オーバー2匹をスピナベでキャッチし好調だった模様。当日の状況変化の下、再現できるかどうかがキーである。
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今回プレスとして、坂戸君(左)と児玉君(右)のお二人がPBTに初参加してくれました!
坂戸君、むこうを向いてる写真でゴメンナサイ・・・
二人ともレギュラー戦も参加とのことで、今シーズンもニューカマー加入で盛況必至のPBTですw
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河口艇のリアについている怪しい動力機。藤高会長からの借り物とのことだが、そのパフォーマンス
はスタート直後に明らかになった。
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競技開始前にしっかりと腹ごしらえした選手もいたようだが、誰だろうか?
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魚よりも職を探す必要のある選手もいた。
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そんなこんなで、クラシックといえどもいつも通りゆる~くミーティングです。
藤高会長より禁止エリア等の説明があり、競技は7:00~14:00までの7時間1本勝負!
この時点で小雨がパラパラと降り始め、気圧の低下、水の濁り、水温の低下等前日までのプラから徐々に状況変化してきており、各選手の戦略にいささかの迷いを生じさせていたかもしれない。
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ディフェンディングチャンピオン 前回クラシックの覇者 三澤ウクレレ智治選手より藤高会長へ優勝盾の返還。
前日まで複数回プラに入っていたようだが、プライベートではそれどころではない事態となったため、どこか集中力に欠けるプラとなった模様。詳しくはこちら
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準備を進める藤本艇。今回は初参加のプレス児玉君を伴っての出場となった。
直前プラでは、2㎏フィッシュを複数確認していた模様。
得意のサイトフィッシングが爆発すれば、6㎏の大台突破の可能性も考えられる。
果たして 児玉君の前でいいとこ見せられるか!?
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スタート直前、フライトを待つ選手たち。
フライト順は、年間成績上位者から、河口選手→ウクレレ選手→菊次郎選手→藤本選手→田中D選手→GUTS選手→横山選手の順でスタート。
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河口艇は、プレスの坂戸君を乗せ、リアのハイガー社扱いの動力機から「ウィイイイ~ン!!」という怪音を轟かせながら一目散に太田筋へ消えた。
結局、太田筋へは河口選手、藤本選手、横山選手の3選手、厚東筋へは菊次郎選手、GUTS選手の2選手、下流方面へはウクレレ選手と田中D選手の2選手と、きれいに分かれて散った。
いよいよ競技開始です!
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田中選手は、下流方面電線下エリアから釣り始め、反応がないと見るや早々にバッキ装置横の民家前→ワンド方面を流した。
ワンド最奥にて、藤高会長からの電話が鳴ると同時にヒット!1500gのファーストフィッシュを9:05に見事キャッチした。
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見回り巡回中の藤高会長。

今回は残念ながら、選手としての参加ではなかったが、オフィシャル艇として許可を貰った船外機で小野湖を走り回れて結構幸せそうな表情ですww
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河口選手が弧森島周りでグッドサイズをキャッチ!
島周りの釣りを得意とする河口選手だが、昨年クラシックに続き今年も相当苦戦した模様。
難産の末手にした虎の子の1匹である。
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田中D選手は、順調にウェイトを伸ばした。10:25時点でリミットメイクし、推定4500gのベースウェイトを確保。本人曰く「最低4500gは持って帰らないと、優勝争いに絡めない」との予想の下、この後も2度の入れ替えを果たし、理想的な展開で試合の駒を進めていった。
上の写真は、フリッピングロッドに20lbの組み合わせで抜きあげランディングした1740g。
快心の釣りに思わず笑みがこぼれた。
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メインパターンのサイトフィッシングが崩壊し、すっかりやさぐれた雰囲気の藤本選手。
ストイックな筋トレとダイエットで激ヤセし、バンタム級ボクサーのようなルックスになってしまった。
今大会は、プラクティスにもほとんど入れず、いつものように入念にチェックすることができなかったようだ。
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GUTS選手も思い通りのパターンにハメることができず、迷走を繰り返していたようだ。
ベテラン選手といえども、ひとたび見失うと一気に地獄へ落ちてしまう、春というのは本当に気難しい季節である。
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そして帰着時間が近づき、続々と選手たちがスロープへと戻ってきた。
果たしてどのようなウェイインとなるのだろうか?
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自己申告で確認したところ、ノーフィッシュの選手は、藤本選手、GUTS選手、横山選手の3名。
3匹のリミットメイクは田中D選手と河口選手の2名、ウクレレ選手は1匹、菊次郎選手は匹数すら教えてくれず「ウェイインをお楽しみに☆」とのこと。
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ウクレレ選手がエスケープツインのテキサスリグで仕留めた1匹は830g。
難しい状況の中でもしっかりウェイインできる魚を持ち込み見事3位入賞、昨年チャンプの意地を見せた。
あとは就職先を見つけるだけだ!
<使用タックル>
ROD:NORIES ロードランナーVOICE 680H
REEL:US DAIWA タトゥーラ
LURE:NORIES エスケープツイン 1/2oz TX
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河口選手は、太田筋での心中を覚悟して、得意の弧森島周辺エリアとゴロタストレッチで魚を拾い集めた。島周りで2匹を絞りだし、浚渫・ロードベッドをチェックした後にゴロタエリアでリミットメイク。
終了前にサンシャインワンドで1匹追加するも入れ替えには至らず、そのままウェイイン。
結果3410gで2位と、今一歩ウェイトを伸ばしきれずに終わった。
<使用タックル>
ROD:DAIWA  ブラックレーベル691MLFS
REEL:DAIWA ’12カルディア2506
LINE:SUNLINE シューター5lb
LURE:デスアダーカーリー(スカッパノン)+ネイルボム1/8oz
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怪しいサイズの魚を誇らしげに掲げるのは菊次郎選手!
もはや物言いすらつかなかったが、一応スケールで計測すると28cm・・・
年間5位で堂々TOP7クラシック出場の権利を獲得したが、見事玉砕w
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そして、堂々1位は昨年の絶不調から見事復活を果たした田中大介選手!
2度の入れ替えを含む5匹キャッチの末、3匹=4790gをウェイインし自身2度目のクラシック制覇。
クラシック出場枠ギリギリの7位からの出場ということもあって、喜びも一入だろう。
当日は、エリアバッティングが予想される河口選手が入らなかった下流エリアから釣り進め、他の選手が苦しむ中着実にウェイトを積み重ねた。
途中、バイトの浅さに起因するミスバイト・バラシもあったものの、フックサイズ・リグを状況にアジャストさせ、以後全てランディングに成功した。
2㎏フィッシュこそライブウェルに収めることができず、5kgの大台には載せられなかったが、出場選手
全員が苦しむ状況の中、圧巻の展開で釣り切った今回は完勝と言っていいだろう。
詳細は、田中選手のレポートをご覧ください。
<使用タックル>
<ネコリグ>
ROD:NORIES ロードランナーVOICEハードベイトスペシャル
640LS-Sgt
REEL:SHIMANO コンプレックスCI4
LINE:DUEL T-7 5lb
LURE:NORIES ラッテリー5-1/4(ウォーターメロン、テキーラサンライズ)
HOOK:スタジオ100 ガード付#2
SINKER:1/16oz

<テキサス>
ROD:NORIES ロードランナーストラクチャー 6100MH
REEL:SHIMANO アルデバラン7
LINE:DUEL フロロプラス 14lb
LURE:NORIES スケープツイン(ジュンバグ)
HOOK:DECOY キロフック 3/0
SINKER:1/4oz

<フリップ>
ROD:NORIES ロードランナーVOICE 760MHJ
REEL:SHIMANO メタニウムMG7
LINE:DUEL クイックショットFC 20lb
LURE:NORIES スケープリトルツイン(ジュンバグ)
HOOK:DECOY ストレート 3/0
SINKER:5/8oz

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上位入賞者のウクレレ選手、田中大介選手、河口選手。
田中選手は、1740gでビッグフィッシュ賞も獲得し、商品券を根こそぎ獲得!
皆さん、おめでとうございます。
クラシック翌週の4月27日には、同じく小野湖にて、2014シーズンのPBTレギュラー戦の開幕戦が行われます!
クラシックからの勢いのまま、田中D選手がレギュラー戦も好調をキープか?
ウクレレ選手は無事就職できているのか??
ますます目の離せないPBTは、どなたでも参加できますので、お気軽にお尋ねください!

Updated: 2015年4月5日 — 10:30 PM

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