PBT TOP10 CLASSIC 2009 概要レポート

WFENからPBTに運営が移行されてからの初めてのクラシック。WFENでは菅野湖に固定されていた会場ですが、PBTでは抽選で3会場での開催となりました。2090年度の最終戦の時にA.O.Yの田中選手が引いた札は『小野湖』。ということで、小野湖で初開催という運びになりました。

4月第二週の小野湖という状況を語るには、地元ショップのキャストの大会を見逃すわけには行かない。キャストの大会は毎年4月第一週の小野湖戦を開幕戦としているからだ。過去のウイニングエリアになったところは、太田川、厚東川、そして、三連ワンドetc・・・。すべてのエリアにその可能性があるのだが、今年の開幕戦は違っていた。PBTクラシックに参加が決まっている河口選手が、旧スロープ(現在使用禁止)近くの島周りで爆発的なウエイトで優勝したのだ。しかも、キャストの店員の話では、開幕戦でここがウイニングエリアになったことは過去に無いらしい。やはりクラシックは一筋縄ではいかないようだ。

 

 

 

今回の開催では8名のプレスが参加してくれた。いつもは同じ仲間として、トーナメントに参加している人もいれば、今回初めての人もいる。いろんな人が協力して一つのイベントを盛り上げてくれたことに大変感謝しています。しかも、当日はあいにくの雨。そんな中じっと7時間もがんばってくれたプレス、スタッフの皆様ありがとうございました。

 

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さて、当日の状況は、一般的に言うと『大雨』。釣り人以外は、まず傘を差さずに歩くことは無いだろうというくらいの雨だ。しかも、結構冷たい。この雨が春の気難しいバスにどう影響するのか、それが分かれば誰も苦労しません。ただ、水温は上昇傾向。これが更に選手を翻弄していった。水温は上がっても、体温は下がる一方です。バスフィッシングは気力と体力、そして、ちょっとの運が必要ですね。

 

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今回のクラシックはその名の通り、10名だけが参加できる大会だ。2009年度の年間成績の上位10名によって競われる。エレキ戦と言う事で以前のような2ステージ制ではなく、7時間一本勝負。

ルール説明、国歌斉唱のあとで、年間成績順にスタート。本流上流にあたる太田川方面へボートを進めたのは、A.O.Yの田中、キャスト優勝の河口、則松、山崎。厚東川へは山藤、GUTS、羽田野。下流方面へは山本、金水、嶺山。こうしてみるととてもバランスよく選手が散ったのが良く分かる。

 

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各プレスにはマップ付きのメモを手渡しており、コレを見れば釣った場所、時間も一目瞭然。それでレポートも一気にスラスラ~って思っていましたが・・・なんと、ほぼ全部の紙が雨でボロボロ。。。しかも、雨の為かメモもかなり少ない。ということで、この企画は今回は失敗でした。残念・・・。各選手の戦略、釣法は選手レポートを参照にしてください。

それではウエイインの様子です。まずはNF申告。これは大変悔しい申告です。その屈辱の申告をしたのは4名。その面々は小野湖をホームとしているGUTS、山本。一週間前に勝利の美酒に酔った河口。そして、前日の宴会で悪友の悪酒で酔いつぶれた山藤だった。当初のエリアだけで見るなら、太田川から1名、厚東川から2名、下流(三連)から1名という所だろうか。

 

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ウエイインはキャッチした数の低い順に行われた。

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まずは、年間11位(繰上げ参加)だった嶺山選手。ウエイインバックからだされた魚はグッドコンディションの1920g。一匹と言う事でとてももったいないのだが、この魚体に会場はよどめいた。結果としては3位に入賞。キャストの大会では悔しいノーフィッシュだったので、雪辱を果たした形になった。

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続いて年間8位の則松選手。これまた同サイズのクオリティーフィッシュが出てきた。ウエイトは1900g。いきなりの2連発にこの先のウエインはどうなってしまうのかと、観衆は驚きが隠せない。春には滅法強い同選手だが、さすがにこの雨の小野湖には手こずったようだ。結果は4位。

ここからは2匹申告のウエイイン。

 

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まずは羽田野選手。バックから出てきたのは、グッドコンディションのバスだ。先の2匹と比べては申し訳ない。この魚たちも約800gと立派なアダルトなんですから。ただ、先の2匹が別格なだけ。ウエイトは1640g。結果は6位。

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続いて金水選手。こちらも悪くないサイズだが、どうしても、あの2匹と比べられてしまう。1740gと平均850gはそんなに悪くないんですよ。ただ、もう少し魚が大きく写るように持てば映える写真になるんですけど・・・。結果は5位。

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そして、田中選手の登場。リミットが揃わなかったということが、唯一の不満だったようだが、持ち込んだバスはスーパークオリティーフィッシュ。1590gと2000gだ。今大会はビッグフィッシュ賞が設定されてなかったので、記録には残らないが、記憶に残る1匹だった。結果は悔しい2位。

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満を持して唯一のリミットメーカーとなった山崎選手が重そうなウエイインバッグを下げて登場。グッドフィッシュが次々とバックから出された。誰の目にも優勝は間違いなかった。そのウエイトは4160g。文句なしの優勝である。

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こうして、雨のクラシックは幕を閉じた。2010年度のクラシック会場は、再び最終戦で抽選される。今期はどの会場で、どんな熱い戦いが行われるのだろうか。お近くの会場になったら是非足を運んでみてくださいね。


Updated: 2010年5月3日 — 8:08 PM

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