PBT第1戦 5月24日 小林レポート

どうも、小林です。
PBT第1戦は3000g/3本で8位フィニッシュと、リミットメイクは出来たものの開幕早々出遅れてしまいました。
狙いは悪くなかったんですが、今年はキャスト杯の2戦も含めて上手く噛み合わない模様です。。

プラクティス
プラクティスは前日の1日のみですが、前週のキャスト杯に出場していました。
それまでの内容は別途レポートを提出しておりますので、気になりましたらそちらの方をご参照ください。

前日のプラクティスは、キャスト杯を終えた時点で当日のプランが決まってましたが、バッティングの可能性が非常に高いので、イメージする魚を別エリアで探して行くことがメインでした。

ちなみに何故、キャスト杯終了後にプランが決まっていたかというと、答えは単純明解でキャスト杯当日が大潮だったからです。
大潮であるにも関わらず多くのプリスポーンの魚がウエインされたという事は、それらの多くの魚がその潮周りではスポーンに入らない事を意味しています。 仮にその潮周りでスポーンに入る魚であれば、キャスト杯当日はベッドが出来ている状態、もしくはスポーン直前のすごく気難しい状態になっているからです。 水質がクリアで無い状態でこれらの魚を釣る事は決して容易な事ではなく、ある程度理解して時間を掛けなければ複数匹ウエインする事は難しいと考えられます。 そしてその潮周りでスポーンに入らない事が解れば、次の大潮まで一週間以上前のPBT試合当日はプリスポーンの魚を狙えば良いと判断出来ます。

その判断を基に、キャスト杯当日に下流で釣っていたことから、前日プラは厚東とキャスト杯で釣れていた3連ワンドを見て周りました。 その結果、厚東では中流域のシャローフラットにある冠水した木の根元で数回ほど魚の反応を確認出来ましたが、3連ワンドでは魚の反応を得る事が出来ませんでした。
この事から、試合当日は1番フライトであれば下流曝気周りのキャスト杯でメインにしたエリア、それ以外であれば当日の組み合わせ次第ですが厚東という選択もアリとなりました。

試合当日
抽選の結果、ペアは実力派ノンボーターの森本選手に決まり、フライトは真ん中あたりとなりました。
前夜祭で下流の人気が高かった事から、朝一は厚東を選択しました。
また、下記の当日のプランを朝の時点で森本選手に伝えました。

・狙う魚は基本的にプリスポーンで、ひたすらシャローフラットの木の根元を撃っていく釣りをする事

・プリスポーンの魚を狙うため、水温が上がるまでの最初の2時間はノーバイトの可能性が高いが、ノーバイトでもプランを続行する事

・大田筋に向かったのが為近艇のみだったので、2時間経過した9時から1時間しても反応がイマイチであれば、土砂崩れ対岸の民家前と試験場前のシャローの木を撃ちに行く事

・基本的にバイトする感覚は感じないので、常にラインを見ておく事

それらの情報伝達を行った上で釣りを開始しました。
そして開始1時間後、予定より早く1匹目をキャッチ。
ルアーはダブルモーションの8.8gテキサスでした。
朝一の説明通りの釣れ方と魚のコンディションだったので、森本選手にもプランを信用してもらえ、そのまま釣り上がっていきました。 しかしながらその後は続かず、予定の10時となってしまったので大田へ移動しました。
ルアーは途中でエスケープツインの12.3gテキサスにチェンジ。
先ほどよりフォールの速いワームに先ほどより少し重たいシンカーにしてみました。

ちなみに、何故厚東で釣れなくなったのかを試合終了後に調べてみた結果、試合当日にダムの放流量が落ちていたので、それが影響して魚の反応が悪かったのだと推測しております。 厚東は大田や中下流域に比べても流れの影響を受けやすいため、試合中に流量確認をするべきだったかもしれません。

 

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そして予定通り大田筋に入り、まずは下流側の民家前シャローを目指しますが、途中でストレッチの中央付近に朝下ったはずの嶺山艇が浮いている事を確認。 ストレッチ下流から嶺山艇まで距離があったので、とりあえず下流側からチェックしました。
すると少し流して1バイトありましたがスッポ抜け。
自分の釣りは木の根元を撃つだけなのですぐに嶺山艇に近づいてしまい、途中大きく迂回した後に嶺山艇から50m以上空けたところからまた釣りを再開しました。 再開直後1匹掛ける事が出来ましたが途中でバラシ、その後もうワンバイトありましたがスッポ抜けでした。

その後ストレッチを流し終えたので、試験場前に向かおうとしますがこれまた先行者。
こちらも朝、下に向かっていたはずの中崎艇と3連ワンドより下ったはずの河口艇。
想定外に下ったはずの選手達が多く、なかなか入りたいエリアに入れません。

仕方なく木の根元を多少有している島に向かいましたが、こちらはバンク際の水深があり過ぎて狙ってる魚には適していない状況でした。 その後、嶺山艇が民家前から移動しているのを確認出来たので、ストレッチの上流側から入り直す事にしました。

ここまでバッテリーをかなり消費しているので、かなりスピードダウンしながらようやくのこと民家前上流に到着。
しかし嶺山艇とのタイムラグを作るためにかなり手前から流していったところ、なんとメインとしていたエリアに中崎艇に入られてしまいました。 先週からバッティングばっかり…という感じでかなりイライラしてましたが、中崎艇が少し流して去った後にようやく2本目をキャッチ。 予定通りの木の根元でプリスポーンらしいバスをキャッチ出来ました。
ルアーはエスケープツインのテキサスのままですが、シンカーのウエイトを12.3gから8.8gに落としてみました。
先ほどの3バイト0キャッチからバイトが浅いと判断し、ウエイトを少し軽くしてみました。
その後流していくと、かなりのグッドサイズが見える状態でバイトしましたが、ラインが走る前にアワセたためか残念ながらスッポ抜けでした。

その後ストレッチを流し終え、残り時間は1時間強。
バッテリーは少ないですが、狙いは間違えなく合っているので、河口艇が去ったあとの試験場に行く事にしました。
帰着に間に合わない可能性も十分にありましたが、バッティングばかりでこのままでは悔しので森本選手の承諾を得て上りました。
そして予定通りの釣れ方で、結果的になんとかリミットメイクに成功して無事に時間内に帰着できました。

試合中の他の選手との会話で上位ではない事は分かっていましたが、試合展開の悪さから比較すると上出来だと思いました。
入れなかったエリアから河口&村田ペアが3位入賞、嶺山&三澤ペアが4位という結果だったので、釣り方も含めて狙いも間違えていなかったかと思います。 今年はどの試合も試合展開にあまり恵まれてませんが、どの試合も確実に複数匹ウエイン出来てるので、とにかくPBTは自分自身がハズさないように頑張ってみます。

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Updated: 2015年6月6日 — 10:00 PM

2 Comments

Add a Comment
  1. 小野湖の川筋を狙うにはリアルタイムで放水情報を入手する必要があるかも…
    今回のcast杯の優勝者のエリアは減水したらバスが寄るというのは聞いていましたが、これだけの水位があっても減水傾向だとバスが寄るということ?これには驚きました。
    試合中のバッティングは仕方がないけど、事前の情報戦で狙うエリアを公言して牽制する手を使う人もいますし、先行者の許可を得てエリアをシェアする手もありますし、あとはジワジワ寄ってくる選手もいますね。
    まあ、pbtですから声をかければエリア・シェアは可能だと思います。過去には口では「いいですよ」とシェアを承諾しておきながら、シェアするスペースを全てキャスティング範囲ですと言われて、「入って来るなオーラ」全開の人もいましたね。
    run&gunでプランを組むと先行者との絡みがあるので難しいですね。
    川上戦はバッティングしなようにする方が難しいから、くじ運がよければ、朝一番に一番期待できるエリアに行って試合終了まで張り付くのが手堅いです。

    1. 人の動きを読むというのは経験を積まないとなかなか難しいですよね。
      一番釣れるエリアを知っていても、そこが一番人気エリアであれば勝てる確率はグッと下がります。
      九州でエンジン戦を経験した時には、誰もいなかったエリアであっても、特定のタイミングで選手が集結する事もよくある事でした。
      PBTの川上戦では、特定の条件を満たすエリアが大場所でなかったので、自由に釣りまわる事が出来ました。

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