PBT TOP10 CLASSIC Ⅳ 2012 概要レポート

クラシックの会場は抽選による移動システム。しかしながら今回のクラシックも会場は小野湖である。これで4回連続の開催ということになる。第一回目のチャンピオンは山崎拓。第二回は田中大介。第三回は河口眞之。ウエイトはそれぞれ、4160g、5890g、5270g。すべてリミットを達成してのウエイトである。

しかし、今期は一つだけ違うことがある。それは開催時期が1週間遅いということ。通常なら第二週に行われるクラシックだが、今期は第三週に行われることになった。


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例年よりも遅い開催ということで、霜が降りるようなことはなかったが、数日前からの雨で当日の気温は下がりっぱなし。春の陽気から、一気に冬に戻ったような天気となった。
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優勝楯返還の図。前年度のチャンピオンである河口眞之選手から藤高代表へ笑顔で返還されました。
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今回の初出場は3名。この田中孝明選手もその一人。2012シーズンではノーフィッシュがないという安定した結果が特徴のノンボーターだ。クラシックということで、初めての一人でボートに乗るという挑戦をした。常に新しいものに挑戦し続ける40代である。
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こちらもノンボーターからの初出場となった三澤智治選手。雨の降る中、集中してリグっている。普段はこの10ftジョン(通称 旧ザク)で釣行をしているが、PBTではボートの大きさが11ft以上と定められているために、ノンボーターで出場し、見事クラシック出場の切符をもぎ取った。
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スタート前のゆるーい時間に、情報交換。シャア専用の二艇は1番フライトと2番フライト。お互いを牽制しているのである。「旧ザクなんて、眼中にないぜ!」という会話かどうかは知らない。
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優勝候補だった河口選手はかなり苦戦しているようです。プレスもお手上げ?
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旧ザクが爆発しているとの噂が流れる。そして、キャッチシーンも・・・。これは、もしかしたら、もしかするのか?地元のショップの大会でもリミットすらそろえられず、PBTでも優勝経験はない。しかし・・・この表情からは余裕すら伺える。
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終了間際に会場前で、最後の数分まで粘り続けたGUTS選手。最後まであきらめない姿勢はとても印象的だった。
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帰着後に、匹数申告。なんと、田中大介選手と坂田雄真選手がNF申告!そして、リミットを揃えたのはGUTS選手、山藤博之選手、そして、三澤智治選手だ。優勝争いはこの三人に絞られた。
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最初のウエイインは河口眞之選手。「一匹だけだから最初にウエイインしていい?」
周りの情報もわからないので、自信がなかったようだが、この1720gはBF賞となった。
メインとしたのは昨年同様の弧森島付近。しかし、今日は留守だったようで迷走することに。ふと浚渫跡に投げたジグヘッドに食らいついた虎の子の一匹がこれだった。
「バイトすらわからなかったので、ノーバイトワンフィッシュです・・・。」
最後までリズムに乗りきれなかったようだが、BF賞獲得&4位ということで、春男(ハルオ)の面目躍如というところか。
<河口選手のメインタックル>
ロッド:Daiwa ブラックレーベル691MLFS
リール:Daiwa カルディア2506
ライン:Seaguar フロロマイスター 5lb
ジグヘッド:Decoy ネイルボム 3/32oz
ルアー:Deps デスアダーカーリー(スカッパノン)
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3回目の出場となる須藤健選手は、今回もクランクで開始早々グッドサイズをキャッチ。しかし、その後は何も起こらずに帰着となった。春らしい魚である。
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初出場の田中孝明選手はテキサスリグでキャッチ。初めてのボート(一人での操船)で、価値ある一匹である。
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こちらも、初出場の佐々木一成選手。厚東でマイゲームを貫いた一匹。サイズは小さいものの、このコンディションでのキャッチは立派!
続いては、2匹のウエイイイン。
藤本裕二選手です。
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これは、これは立派な魚です!笑顔が素晴らしい!2匹で1190g。
ビッグフィッシュパターンを見失い、得意のキーパー取りに行って、しっかりと狙いのサイズを釣ってきた。しかし、今回は必殺技も効かなかったようだ(笑)
ここからはリミット組です。優勝争いはこの3人に絞られた。
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最初のウエイインは山藤博之選手。繰り上げ出場で、プラも前日のみ。それもノーフィッシュと、全く何もプランがない状態で本戦に挑んだ。
メインエリアは太田筋の岩エリア。春の小野湖らしい魚が入らなかったが、この状況でリミットは流石である。
ロッド:Evergreen タクティクス TCSS-64L
リール:Shimano ヴァンキッシュ C2500HGS
ライン:Sunline FCスナイパーBMS 4lb
ジグヘッド:Decoy ネイルボム 3/32oz  #1
ルアー:Deps デスアダーカーリー(WM/レッドFLK)

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「これでは勝てんばい・・・。」と、自信なさげに魚を持ち込んだGUTS選手。
キッカーバグでグッドサイズをキャッチするも、後が続かない。それでも、最後まで諦めずに会場前で2匹キャッチし、リミット達成!
ウエイトこそ春の小野湖らしくないかもしれないが、2010年に続いての2度目の2位入賞。残るは一番高い場所だけである。
ロッド:Evergreen ヘラクレス HCSC-63MH テクニカルアクション
リール:
ライン:
ルアー:Evergreen キッカーバグ 4.5″(グリーンパンプキン)
リグ:10gシンカー テキサス
そして、満を持して奴がやってきた。今までまともにウエイインすらしなかった彼にウエイインバッグは必要なかった。だから、持ってない(笑)
というか、いつもやらかす星の下に生まれているので、絶対にロケットされないウエイインを選んだのだ。
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魚&大量の水。どれだけ重たくても、つい笑顔が漏れてしまう。
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ライブウエルからはグッドサイズが、1匹・・・2匹・・・そして、3匹!
ぶっちぎりでの優勝です。
もう少しで4kgに乗るかという3980g!
冬からの特訓が実を結んだ瞬間です。
ロッド:Nories ロードランナーVoice 680MH
リール:Daiwa アルファス タイプF
ライン:
ルアー:Nories エスケープツイン(ブラッシュパイルクロー)
リグ:1/2oz テキサスリグ
フック:内緒のフック(笑)夢を見られるフックです! 
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例年になくロースコアな大会となりました。
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3回目の出場で、初の表彰台。昨年は仕事のために無念の欠場。
昨年の雪辱を果たすところまではいかなかったのかも知れないが、念願の表彰台である。
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4回の出場で表彰台は2回目。最後まで勝ちにこだわったGUTSさんでした。
いつもの大会は、結構まったりしている雰囲気なんですが、今回は最後の最後まで頑張っていました。
2度目の2位ということで、おめでとうございました。
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さて・・・どうしたものですかね(笑)
何が間違ってしまったのか、なぜこの一番高いところにこの人が居るのか(笑)
会場にいたすべての人が理解できなかったくらい驚きの結果だった。
しかし、この冬一番努力をしていたのも事実。
また、苦手なテキサスリグを克服するために厳しい冬から釣りこみ、この大会に照準を決めてきた。
繰り上げ当確になってから、いやらしく計算されていたのかもしれない(笑)
今期の台風の


Updated: 2013年4月25日 — 6:34 PM

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