PBT TOP7 CLASSIC VI 2014 田中レポート

今年の春はなんかおかしい・・・というのがプラの感想だった。

今回は2回ほどプラクティスに入りました。4月7日、8日と連荘で入ったのですが、結果は2デコ。8日はクオリティーバイトは有ったものの自分のミスで魚の姿を見ることはありませんでした。

魚のポジションとしては、全くシャローには上がっておらず、かといってセンカンダリーな場所では食わせきれないという、とても難しい状況でした。

私のとった戦略は”それでも上がってくる奴を狙う”というものでした。通常の大会ならこういった戦略はとらないのですが、春だけは必ずシャローにあがる必要があるわけで、そのタイミング次第だと考えました。プラの時は二日間とも強風で水温が全く上がらなかったのですが、当日はあまり風が吹かないという予報から、もしかしたら魚が差し込むのではないかと思いました。

【試合当日】

AOYの特権でファーストフライトです。プラから釣りこんだ太田川筋を目指します。まずは左岸のシャローを狙います。風で寄せられたワカサギを捕食している奴が居ないかと、ディーパーレンジ1/4を丁寧に流しますが、全く追ってくる感じもありません。そこでテキサス、ネコ、チェリーなどを使い丁寧に流しますが、これまた不発。

そうこうしていると児玉選手が私の少し上流側に入りました。ボートポジションを見ていると、やや沖合を狙っているように感じましたが、アプローチが違えば、バスからの反応は違うので、あまり気にせずにプランを進めることとした。

その後、一番本命の場所へ。狙いをディープが寄り添うシャローにシフト。ただし、冬というよりはカレントも影響するやや春イメージな場所。カレントがあれば遡上するワカサギもリンクしやすく、比較的イージーに口を使ってくれる個体も期待できるからだ。ここは折り返して狙ってみたが、残念ながら不発だった。

もしかしてもっとシャローに上がっているのか?と思い、島周りをするも不発。水産試験場前も不発。ここで監視&撮影艇がくるも良いところも見せられず・・・見せられたのは愚痴をこぼす不甲斐ない姿だけ。。。かなり焦りが出てきたのもこのあたりです。

開始から2時間半が過ぎてやっとファーストフィッシュ。サイズは800g(エスケープツインテキサス)と予想よりもかなり小さい。

 

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それでも、貴重な一匹でした。しかし、このポジションでこのサイズというのは予想はしていたけれど、あまりにシーズンが進んでいないという証でした。

もう一度、本命の場所を流すもやっぱり不発。。。こうなったら、どうしようもないので、頭を一度リセットして、プラからの流れを一度バッサリと捨てました。

例年の4月上旬に良い場所は、今の水深ではあまりに深いと思い、プラからパスしていた右岸側へ。ボートポジションの水深は6m。オーバーハングの奥にはシャローがあるもののかなり狙いにくい状況でした。しかし、バスからの反応は思っていたよりも早く来ました。それもその魚は浮いていました。ただ、これもサイズが1kgほど(エスケープツインテキサス)と予定の魚よりははるかに軽い。。。

 

けれどまずはリミットを優先させようと、もう一度そのエリアを流し、その先にあったシャローの立木で1200g越えをキャッチ(ラッテリーネコ)。なんとか3000gほどのバッグを作ることが出来ました。

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更にこのエリアを往復するもその後反応はありませんでした。残り時間もかなり少なくなったので、会場へ進みながらシャローの感じの良いところだけを狙っていきます。

これ以上、冬ポジションの魚を釣ってもウエイトが上がることは見込めないので、リスクを背負っても春の魚に狙いを絞ったのです。

自分の中では実績のある小さなワンドの入り口で、貴重なバイトを捉えました。着底直後くらいで一気の持ち込まれたのでフッキングが決まり切らなかったのかもしれません。その貴重な魚を、まさかのバラシ・・・。ジャンプをいなしていたので大丈夫だと思ったのですが、走られた時にポロっと外れました。恐らく追い合わせをしても外れてしまった魚だと思いますが、1500gくらいあったのでとても悔しい魚でした。

気を取り直して、リグを作り変え、もう一度キャストすると、なんと再びバイト!!今度はしっかりと合わせたので、ばっちり掛かってます。丁寧にハンドランディングしたその魚は1600g!

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ウエイトを3800gまで上げることが出来ました。しかし、怒涛の追い上げもここまで。。。

悔しくもありましたが、自分のスタイルである”今、その瞬間を釣る”ということが出来たのは、良かったと自己分析しております。参加者があまりに多い大会では、なかなか出来ませんが、PBTのような小規模の大会では当日にプランを見つけていくような戦略が可能です。是非、そんな刺激的なトーナメントをお求めでしたら、PBTに参加してみてはいかがでしょうか。

【使用タックル】ロッドはNORIES、ラインはDUEL。

1匹目テキサス

ROD:ストラクチャーST6100MH

REEL:メタニウムDC

LINE:T-7 16lb

LURE:エスケープツイン(ダッピ) 3/8ozテキサス ペグ無、ビーズ有。

2匹目、4匹目テキサス

ROD:ストラクチャーST680MH

REEL:メタニウムXG

LINE:T-7 16lb

LURE:エスケープツイン(ダッピ) 3/8ozテキサス ペグ有、ビーズ無。

3匹目ネコリグ

ROD:ストラクチャーST620MLS-Ft

REEL:コンプレックスCI4

LINE:T-7 5lb

LURE:ラッテリー5-1/4(スカッパノン) 1/16シンカー ガード付マスバリ


Updated: 2015年4月19日 — 3:04 PM

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